和食のススメと味噌
- 2024年2月6日
- 星空栄養だより
四季折々で旬の食材があり、素材の味を引き立てることができる和食は、幼児食のデビューとしても最適です。
なかでも野菜の煮物から始めるのもGOOD。見た目を意識して彩りよく、咀嚼しやすいように柔らかく煮込んであげましょう。
慣れたら徐々に大きさや硬さをアレンジしていきます。
春を感じるレシピ 【フキの煮物】
●材料 ふき 2本、砂糖 小さじ1、みりん 小さじ1、しょうゆ 小さじ1、かつおだし1カップ
●作り方 ①フキはゆでて筋を取り、水につけておく。②4cmくらいに切り、調味料とだしを煮立てたところに入れ、味を含ませながら煮る。
魚料理の中でも、特に保護者が戸惑うのはお刺身。海沿いなど、新鮮な魚が手に入る地域ならば早めに食べさせることもありますが、一般的には2~3歳以降にしたいものです。
様々な味、食感を通して食べ方を学んでいくので、慣れた後には和食以外の洋食、中華料理も組み合わせてバリエーションを増やしましょう。
和食の良いところは「一汁三菜、一汁ニ菜・・・」栄養バランスを考えやすいところにもあります。また、日本は「だし」の文化もあります。
しっかり出汁をとった料理は減塩にもなりますし、味覚の形成にも大きく貢献します。日本古来の「うま味」を感じながら食事を美味しく味わって頂きたいものです。
ちなみにお汁に最適な「味噌」ですが2月は仕込みに適した季節です。秋に収穫した大豆を乾燥させて保存し、寒い時期に柔らかく煮て麹と混ぜて味噌を仕込みます。
味噌は仕込む大豆や麹の種類、季節の温度などによって味が違ってできます。麹は主に「米麹」「麦麹」「豆麹」と3種類あり、地方によってこの麹を使い分け、味噌を仕込みます。
昔から味噌は調味料でありながら貴重なたんぱく源でした。家庭のみそ汁は、朝食から夕食まで適した和食の代表と言えますね。