現代病!?大人も子どももビタミンD不足が増えている!?
- 2024年6月25日
- 星空栄養だより
雨も気になる時期ですが、天気の良い日は外に出ていますか?
最近大人も子どももビタミンD不足が急増しているそうです。
ビタミンDは数あるビタミンの中でも脂溶性ビタミンの一種で、カルシウムやリンの吸収に必要な要素です。不足すると骨が十分に作れず、もろくなります。また、免疫や代謝機能を助ける働きもするため、不足すると体調不良や様々な病気の原因となります。
一般的なビタミンは体内で合成できませんが、ビタミンDは紫外線を浴びることにより体内で合成できます。そのため、日光(紫外線)に当たる生活が当たり前だった時代には、自然に必要量を摂取することができ、不足が問題になることはあまりありませんでした。しかし、最近は生活習慣の変化やコロナ禍もあり、日光に当たる時間の減少や、過剰な紫外線対策により現在では、ビタミンD不足が原因の体調不良になる人が増えているのです。
もちろん、紫外線対策も大切ですが紫外線は「強さを意識すること」がポイントです。5~8月にかけて強くなり、緯度が低いほど紫外線量は多くなるので紫外線の強い日は十分気をつけるようにしましょう。その上でビタミンD不足にならない為にも適度な日光浴が大切です。天気の良い日は1日10分程度、手のひらや足だけでも効果が期待できるので心がけてみて下さいね。
また、どうしても日光浴ができない方は食品(魚やキノコが豊富)からの摂取もお勧めです。(一日あたり成人は8.5μg、子どもは3~5歳では男3.5 μg、女4.0 μg、6~7歳では男4.5 μg、女5.0 μgが目安です)
《ビタミンDの多い食品》
しらす干し(1食分/30g)3.6μg、いわしの丸干し(1尾/30g)15μg、さんま(1尾/正味100g)14.9μg、さけ(1切れ/80g)25.6μg、干ししいたけ(2個/6g)0.8μg、きくらげ(乾燥2枚/2g)1.7μg、いくら(大さじ1杯/17g)7μg、うなぎ(1串/80g)15.2μg
【小松菜とまいたけのしらす炒め】4人分
〈材料〉小松菜1束、まいたけ1パック、豚肉こま切れ100g、しらす1パック(60g)、塩 適量、しょうゆ 小さじ1、油 適量
・軽く油をひいたフライパンで具材(豚肉・小松菜(1cm幅にカット)・まいたけ(1口大にカット))を炒め、しんなりしたらしらすを加える。
・最後にしょうゆと塩で味付けして完成。