楽しく食べるには?①
- 2024年8月21日
- 星空栄養だより
1才前後頃から、「あそび食べ」や「食べむら」「偏食」などの食事での悩み事が増えてくるかと思います。そんな時についついイライラしたり、怒ったりしがちですが、そうするとこどもにとって食事が「楽しくないもの」になってしまい、悪循環となってしまいます。
親子共に食事を楽しい時間にするための心がけを、少しずつご紹介しますね。
☆好ましくない行動に注目しない
「食べようとしない」「立ち上がる」「食べ物を投げる」等の好ましくない行動をとっても、注目しないようにしましょう。
「いいかげんにしなさい」などの反応は、注目になります。お子さんは注目されると、大人の気を引きたくて、好ましくない行動を繰り返します。冷静に、表情を変えずにいましょう。
①好ましくない行動が始まったらすぐ「注目しない」を開始します。少しでも相手をすると認められていると感じます。
②体の向きを変え、子どもと視線を合わせないようにしましょう。大人は、怒っている様子は見せないようにしましょう。
③好ましくない行動がおさまるまで、注目しないでおきましょう。反応すると好ましくない行動がエスカレートします。
④好ましい行動が出たら、たくさんほめてあげましょう。その結果、好ましくない行動が自然に減ってきます。
☆好ましい行動をほめる
こどもは大人にほめられると認めてもらえたと満足し、喜んでもう一度やってみせたり、進んでやりたがります。
ほめるときのポイントは・・・
①こどものそばで、視線をあわせましょう。名前を呼んだりして、注意をひきましょう。
②してほしい行動(食卓に座る・苦手な物を食べた等)を始めた時、している最中に、できるだけ早くほめましょう。
③好ましい行動を言葉にして、短くほめましょう。
※25%ルールで大丈夫
完全にできなくても、ほんの少しでもできている事をほめてあげて下さい。食べなくても手で触っただけでもほめましょう。ほめると、こどもは認められたと感じ、一層その行動をするようになります。そして、他の事でもスムーズにできるようになります。