虫歯や歯周病の原因 バイオフィルムって??
- 2024年10月8日
- 星空栄養だより
皆さんは「バイオフィルム」と聞くと、台所や排水口のヌメリを想像される方もおられるのではないでしょうか?
ヌメリの正体は固体や液体の表面に付着した微生物から作られる生物膜なんです。
このバイオフィルムはお口の中にも存在し、舌で触ったときにヌルヌルザラザラした感じがあるのがそれです。
お口の中では歯以外にも、粘膜表面や舌苔、入れ歯、インプラントなど様々なものの表面にバイオフィルムは作られてしまいます。
このバイオフィルムを放置すると虫歯や歯周病を引き起こす原因となり、その結果からだ全体に悪影響を及ぼすことも分かってきています。
ただ、厄介なのがこのバイオフィルムは一般的なブラッシングでは取り除くのが困難な為、歯科医院で専用器具を使って取り除いてもらうのがお勧めです。
また、クリーニングをしても3ヶ月程で細菌の繁殖が始まるので、かかりつけの歯医者さんで定期検診やクリーニングを受けるのが良いでしょう。
虫歯も12歳までかからなかった場合は、その後一生の虫歯のリスクは低いと言われています。
お子さんのお口の健康を守るためにも小学生まではこまめに歯をチェックすることも大事ですね。
よくあるご質問のうち、大人の口の状態が良ければ(虫歯がないなど)熱い物をフーフーする程度ではお子さんの歯に悪影響はないとのことです。
また、日中は忙しくても夜の歯みがきは念入りに、朝起きたときは雑菌が多いので起床時の歯みがきもお勧めです。
朝食後の歯みがきは食べかすを除く程度で軽めの歯みがきか、口の中をしっかりすすぐことが良いでしょう。
いつまでも歯は大切にしたいですね。