偏食改善にむけてのヒント~スモールステップが大切です~
- 2024年12月17日
- 星空栄養だより
偏食は成長の過程でよく見られることではありますが、先の見えない不安にお困りの保護者様も多いのではないでしょうか?
個々の性格や特性も様々であり、必ずしもご自身が「当たり前・・・」と思っていることが実はお子さまには当てはまらなかったりすることも多いと思います。
そのようなお悩みに少しでもお役立て頂ける「偏食への対応」についてご紹介させていただきます。
今回は特に発達が気になるなど、「極端な偏食」のあるお子さまについて、以下に紹介しますね。
まずは大原則→【スモールステップで挑戦する】
以下に例をあげると・・・
①ご飯を食べないお子さま
1日目:ご飯粒の1/4粒が乗ったスプーンを持つ
2日目:スプーンを口元に近づける
3日目:スプーンを口の中に入れる
4日目:ご飯粒をなめてみる
5日目:ご飯を1/2粒にしてみる・・・
※このとき、少しでも食べたら大げさなくらい褒めてあげて下さいね。
一方で《絶対にやってはいけないこと》
・無理矢理食べさせる(トラウマになってしまうと後々のお子さまの心に残ります)
・こわがらせる(食べないと病気になっちゃうよ・・・などと伝え、嫌な思い出になってしまうと後に残ってしまいます。)
《食べられるようにするには・・・》
・長い目で見て対応する
・何が原因で食べられないのかを観察する
・学校や家庭など、それぞれでお子さまの偏食の情報を共有する
・食べなくても他のお子さまと同じように提供(配膳)する
詳しくご相談されたい方は当院、 火曜・水曜14:30~16:00 の管理栄養士による栄養相談までお気軽にどうぞ。
(R7年1月~水曜のみ実施しております)