当院では、日本脳炎予防接種は生後6か月からを推奨しています
- 2025年11月28日
- クリニックだより
日本脳炎ワクチンの標準接種時期は3歳~とされています。ただし、定期接種の1期として接種可能な時期は生後6~90か月となっており、希望すれば生後6か月以上であればいつでも接種可能です。
当院では6か月~1歳頃の接種を推奨しています。
推奨理由は、
早く免疫をつけることができます(生後11ヶ月での発症例があります)
西日本は日本脳炎ウイルスを持っているブタが多くおり、日本脳炎は、そのブタを刺した蚊が人を刺すことによって起こります。
兵庫県は2013年に1例、2021-2024年にも1例発生報告があり、リスクが比較的高い地域と考えます。
近年イノシシも日本脳炎ウイルスを持っていることがわかり、西宮市宝塚市の山側にはイノシシの生息が多いことからも、早めの免疫獲得がよいと考えます。
日本小児科学会も「最近、日本脳炎患者が発生した地域に居住する小児は6ヶ月から接種することを推奨」 しています
以下日本小児科学会ホームページより抜粋文です
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊にさされることで感染します。日本脳炎ワクチンの普及と生活環境の改善により、日本脳炎患者発生は最近少なくなっていますが、毎年各都道府県で実施されているブタの抗体保有状況をみると日本脳炎ウイルスは西日本を中心に広い地域で確認されています。
現在、日本における日本脳炎ワクチンの1期の標準的接種時期は、初回接種として3歳からとなっています。ただし、定期接種の1期として接種可能な時期は生後6~90か月となっており、希望すれば生後6か月以上であればいつでも接種可能です。
最近の小児の日本脳炎罹患状況をみると、熊本県で2006年に3歳児、2009年に7歳児、高知県で2009年に1歳児、山口県で2010年に6歳児、沖縄県で2011年に1歳児、福岡県で10歳児、兵庫県で2013年に5歳児の報告があります。また、2015年千葉県において生後11か月児の日本脳炎症例が報告されました。
日本脳炎流行地域*に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎患者が発生した地域・ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域**に居住する小児に対しては、生後6か月から日本脳炎ワクチンの接種を開始することが推奨されます。
日本脳炎ワクチンの接種スケジュール
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初回1期 |
初回追加 |
2期 |
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標準的な接種スケジュール |
接種開始年齢:3歳 接種回数:2回 接種間隔:6日以上 接種量 :0.5mL |
接種年齢:3~4歳 接種回数:1回 接種間隔:初回免疫終了後 接種量:0.5mL |
接種年齢: 9歳以上13歳未満 接種回数:1回 接種量:0.5mL |
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日本脳炎罹患リスクの高い者に対する接種スケジュール |
接種開始年齢:6か月 接種回数:2回 接種間隔:6日以上 接種量 :0.25mL |
接種年齢:1歳 接種回数:1回 接種間隔:初回免疫終了後 接種量:0.25mL |
接種年齢: 9歳以上13歳未満 接種回数:1回 接種量:0.5mL |
註:接種量 生後6か月~3歳の誕生日の前々日まで0.25mL
3歳の誕生日の前日以降 0.5mL