食物アレルギーの原因食品といえばこれまで「卵」「牛乳」「小麦」が上位でしたが、「令和６年度食物アレルギーに関する調査研究事業報告書（消費者庁）」によると即時型食物アレルギーの原因物質が

１位　鶏卵（２６．７％）
２位　くるみ（１５．２％）
３位　牛乳（１３．４％）
４位　小麦（８．２％）
５位　ピーナッツ（７．０％）

となりました。健康志向の高まりにより、くるみの消費量は５５年間で３５倍に増えており、家庭内におけるくるみの消費量が多い場合、ハウスダスト中にくるみのアレルゲンが多く含まれていたという調査結果もあります。

症状として、口の中や唇のかゆみ、腫れ、違和感、めまい、吐き気、腹痛、じんましんなどがあらわれます。
呼吸困難やアナフィラキシーなど重篤な症状が出る危険性もあるため、くるみアレルギーが判明している方はもちろん、他のナッツ類にアレルギーがある方も注意が必要です。
少しでも症状が出たら、受診をおすすめします。

くるみは、和菓子・洋菓子・パン・みそ・ドレッシングなど様々な加工品に使用されています。製品の外見からは判断しづらい場合も多いため、原材料表示を必ず確認しましょう。
２０２５年４月１日～は加工食品にくるみの表示が義務づけられますが、それまでは注意が必要です。

毎週　水曜日　１４：３０～１６：００
栄養相談を行っています
お気軽に下さい下さい