発達検査とは|宝塚市西宮市仁川の小児科・アレルギー科 星空こども・アレルギークリニック

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発達検査とは

発達検査とは|宝塚市西宮市仁川の小児科・アレルギー科 星空こども・アレルギークリニック

発達検査とは?

こどもの運動や言葉の発達具合を確認するために行われる検査です。
問診や体の動き、積み木や鉛筆など身近なものを使用してこどもに無理なく行う検査です。
検査の目的は、お子さんの発達状況やその特徴を把握して、その子の理解をお母さん、お父さんや周りの支援する方々に深めてもらうことです。
加えて、実際の年齢(暦年齢といいます)と比較して発達指数を出すことが可能な検査もあります。
これは、特別児童扶養手当や療育手帳の申請・取得する際に利用されています。

発達検査の種類

発達検査には様々な種類があります。
発達のどのような面を評価したいかを考えて選択します。
新版 K 式発達検査はご本人に質問や道具を使った作業を行ってもらい、評価する検査です。
聞き取りだけの発達検査は、特別な設備や用具を必要とせず、簡単に行えます。

そのうち、よく用いられる検査を紹介します。

  • ①新版 K 式発達検査 2020
  • ②遠城寺式乳幼児分析的発達検査
  • ③デンバー発達判定法
  • ④乳幼児精神発達診断法(津守・稲毛式)

①新版K式発達検査 2020

トレーニングを受けた心理士などが行うことのできる検査です。

本人に対して行う検査です。質問や積み木や鉛筆など道具を使って行います。
この検査では、姿勢・運動(P-M)領域が発達年齢で101日から52カ月(つまり4歳4か月)まで、認知・適応(C-A)領域が発達年齢で101日から381カ月(31歳9か月)まで、言語・社会(L-S)領域が発達年齢で109日から340カ月(28歳4か月)まで、全体を総合した全(T)領域が発達年齢で100日から355カ月(29歳7か月)まで判定できるのが特徴です。
この検査では、できるものは(+)、できないものは(-)で表示されます。

検査が終了した後、できた項目とできなかった項目の境目を1本の線でつないでいき、遠城寺式と同様に発達を視覚的に確認することができます。
また各領域の得点から換算表を用いて発達指数を求めることが可能です。

②遠城寺式乳幼児分析的発達検査

主に養育者の方への聞き取り形式の検査です。

乳児から4歳位までのお子さんの発達の評価ができます。
検査の課題は、運動面(移動運動、手の運動)、社会性(基本的習慣、対人関係)、言語面(発語、言語理解)の3つに分かれています。
乳児期は1ヵ月毎に、それ以降は2~4ヵ月毎に発達課題が設定されています。

各発達分野の検査結果をグラフ記入欄に印をつけ、暦年齢の線にもこどもの年齢に点をうち、これらの点を結んだもの線がその子の発達グラフとして視覚的に確認できます。
遠城寺式では発達領域毎に発達指数(DQ ともいいます)として計算が可能であり、(発達年齢÷暦年齢)×100の式で算出します。
低年齢で知能検査ができない場合などは、この数値を用いて公的な書類を作成することもあります。

③デンバー発達判定法(DENVER Ⅱ)

スクリーニング検査です。発達を「個人-社会」、「微細運動-適応」、「言語」、「粗大運動」の4分野に分類して評価します。

それぞれの行動について25%~90%の達成率を示す標準枠を階段状に図示し、標準枠のなかで色付けされている部分は、75~90%の達成率を表しており、この標準枠と実際の年齢線を比較しながら、同年齢のこどもと同様の発達段階にあるかどうかを判定します。

この検査は、最初に発達相談を行う健診・保健センターで行われる場合もあります。
この検査では遠城寺式のように発達指数を算出することはできません。

④乳幼児精神発達診断法(津守・稲毛式)

この検査では、全て日常生活場面でのこどもの様子について、質問による聞き取りのため、検査が困難な児についても発達診断をすることが可能です。

運動、探索・操作、社会性、食事・排泄・生活習慣、理解・言語の5つの領域を軸としており、発達輪郭表を作成し、どの領域が遅れているのかを視覚的に知ることができます。各領域で得点を算出し、換算表を用いて発達年齢を求めることができます。
1961年に作成されたものであり、質問項目はやや現在の生活と異なるところはあり注意が必要です。

知能検査とは?

知能検査とは、文字どおり知能指数(IQ)を測定するための検査です。
お子さまの得意なことや苦手なことを明らかにし、よりよい支援のため活用することが目的です。

ウェクスラー式知能検査

ウェクスラー式知能検査は、対象年齢によって WPPSI-Ⅲ、WISC-Ⅴ、WAIS-Ⅳの3種類に分けられています。
全体的な知的能力や記憶・処理に関する能力を測る検査で、国際的にもその信頼性が高く評価されています。

検査でわかること

知的能力のバランス

各指標の得点差を測り、その差が大きいほど知的能力にアンバランスがあると表現します。
得点差が大きいほど、困難が生じやすくなります。

得意なこと・苦手なことを明らかにする

検査を受ける目的として、苦手なこと・困りごと見つけることが重要視されやすいですが、得意なことを見つけて、それを伸ばしていくことも重要です。

生活上の支援策を見つけるヒント

日常生活や社会生活において支障をきたしている場合、生活における支援策を考えるのに役立ちます。

検査について注意点

知能検査では、なるべく現在のありのままの状態を評価する必要があります。

知能検査を過去に受けたことがある方は学習効果(慣れ)の影響を避けるため、極力 1 年以上の期間をあけていただくことをお勧め致します。
また、本人が検査自体を拒否するときは無理に行わないようにしてください。

知能指数は検査時の子どもの環境により変化するため、絶対ではありません。
検査結果は、あくまでもご本人の特性を知る一つの資料に過ぎず、ご本人の状態をすべて説明できるものではありません。
知能検査の結果については、数字だけをみるのではなく、ほかの情報とあわせて経験のある医師や心理士から解説してもらうとよいでしょう。